葛飾区白鳥ゆめピアノ教室のいしごうおかです。 秋の学校行事が目白押しです。
今年はゆめピアノの生徒さんたちは 軒並み ピアニストのオーディションに参加。
これは、ちひろちゃん(小5)やみなみちゃん(小5)の小学校の 5年生の演目。
もちもちの木より 「大きな木」
学校で配られた楽譜を、そのまま演奏したものです。
楽譜はこちら。
音符が見えにくいかと思います。
それでも、動画から左手の指の開きが大きいことは
わかりますか。
このままでは半数以上の小5さんは 演奏不可能です。
指が届きません。
幸い、この曲でオーディションに参加する
ちひろちゃん、みなみちゃんは、コードネームを勉強中。
自分たちで、簡易楽譜を作ろう
一緒に左手部分をコード分析
先生・この2泊の間に、左手で出てくる音は?
ちひろ・ミ、ド、ソ
先生。それを基本形に直すとコードネームは
ちひろ・C!
という感じで、どんどん分析。
幸い「大きな木」は、8小節のメロディの繰り返しで、
左手も同じパターンを繰り返せばよく、
すぐに分析できました。
あとは、そのコードで弾きやすい伴奏形を
自分で探します。
Cのコードは ドミソ。
曲が4拍子なので、 ドソミソ ドソミド でも
ドミソードミソー、でも、
最悪、ドーーーー と4拍のばしても良いのです。
自分たちでまずは オリジナルの楽譜を作ってもらってから
1つのパターンとして、参考音源を渡しました。
ちひろちゃんも みなみちゃんも 手が大きくはないので、
自分が楽な方法を自分で探すのが一番です。
毎年のことながら、学校には切実なお願いがあります。
子供たちのための学校行事で、
子供が演奏します。
中には、もうすでにピアノレッスンはやめてるけど、
挑戦したい子もいるかもしれません。
ぜひ、そのまま演奏することが可能な
小さな手のための楽譜を作成していただきたいです。
毎年、渡されるのは、教員が伴奏する前提の楽譜。
これでは、アレンジ能力のある子供か、
手をかけて編曲してくれる先生にレッスンを受けている子供が
圧倒的に有利です。
オーディションを行うこと自体に疑問も感じます。
でも、行うなら、学校教育の大前提「平等」の精神で
楽譜の段階から、見直していただけたら嬉しいです。
そして、この部分を地域のピアノ教師が担っている現実を
知っていただきたいです。