焦らず焦らせずに 上達を待つこと2

こんにちは。ゆめピアノ教室のいしごうおかです

 

育児経験のある方は、「母子手帳」をお持ちだと思います。

その中に赤ちゃんの身長体重を、折れ線グラフで記入するページがあります。

 

子供の成長は目覚ましく、身長も体重も右肩上がり・・。ですが。

まっすぐ斜めにはいかないんですよね。

 

ある時ぐっと伸びたと思ったり、しばらく横ばいの時期があります。

グラフをつけなくても、レッスンで「あれ、○チャン急に背が伸びたね」ということは

よくあります。

 

 

 

ピアノも同じで、停滞しているように見える時期があります。

実際は力を蓄えていて、今まで習得したテクニックをしっかり定着させたり

体の成長を待っています。

 

ところが、おうちの方はこんな風に考えます。

「うちの子はあんまり上達しないし、

 向いてなかったみたい」

「お月謝がもったいない」

 

そしてレッスンをやめていく。

 

おうちの方も子ども自身も はじめは持っていた

「素敵にピアノを弾く姿」への夢は消えてしまい・・。

 

せっかく覚えたテクニックを忘れてしまう、

退会

を選んでしまうのです。

 

 

この問題の原因の多くは

「おうちの方の焦り」になります。

 

 

ピアノにはお月謝もかかるし、毎日の練習時間も必要です。

親としては子供に対する望みが高まっていくのもわかります。

 

でも、子どものレベルはなかなか上がっていかない‥と考え始めたら。

 

実は、ここに焦りがあるんです。

 

これではむだ、うちの子には才能がなかったんだ、と

時期尚早に結論を出してしまうようです。

 

実際は、長いピアノ人生の間に、

ふっ

 

とピアノのほうに子どものエネルギーが向く時期があります。

 

これが時期は誰にも、もちろん本人にもわかりません。

 

今、レッスンに来ている中1のかなちゃん。

小6の時に、学校で嵐の曲を歌ったそうです。

 

特に嵐ファンでもないのですが、

なぜかその曲だけ気に入ってしまい、ピアノで弾いてみたくなりました。

 

今、中学生で部活もテニス部に入っていますが、

頑張ってレッスンしています。

(ちなみに嵐の曲は、2か月ほどでマスターしました)

 

こういったきっかけが 誰にも必ず来るんです。

それを待てないで レッスンをやめてしまうとしたら・・。

とても残念ですね。

 

次回に続きます。