焦らず焦らせずに 上達を待つこと1

こんにちは。ゆめピアノ教室のいしごうおかです

 

先日、講師をしている教室の発表会リハーサルがありました。

その後のレッスンで・・。

 

保護者の方が

「先生、ほかの生徒さんたちの演奏がすごく上手で、うちの子よりずっと進んでいるんですけど」

 

その教室の発表会は年齢順のプログラム。

主催の先生の、同年齢のお子さんの刺激になるように という

思いがあります。

 

ところが、お母さんたちには 妙な刺激になってしまうようです。

階段

 

子どもにも先生にもいろいろなタイプがいます。

ゆっくり楽しみながら進む子も、

じっくり確実にテクニックをつける指導法の先生もいます。

 

教則本のレベルがどんどん上がっていくからといって

上手だとか上達が早いとか言えません。

 

先生はその子の性格や練習量

年齢、習得したテクニックの状態などを考えて

ペースを変えていくもの。

 

成長期なので、体格や手の大きさも変化していきます。

 

もちろん、質・量ともに練習を積めば

進み具合は早いです。

 

でも、ただテクニックの取得が速いだけでは

弾いている曲は完成しません

(子供時代の私はこのタイプ)

 

音楽を感じる心や表現する力

曲に対する考えの深さも育っていかないと、

いい演奏にはならないからです。

 

ただミスなく弾けるだけでは、曲が仕上がったとは言えないんですね。

AIの時代、ミスのない演奏では

コンピューターにはかないません。

 

指導法にはたくさんの曲をどんどん弾いてその中から少しずつ力をつけるもの

ゆっくりと時間をかけてしっかりテクニックを身に着け

曲として美しく弾けるようにするもの 両方あります。

 

練習を通していろいろな曲を知り

音楽の魅力を肌で感じられることこそ大事なのです。

 

だから、次から次へと先を急ぐことは意味がないのですが‥。

 

次回に続きます。