許しあう社会

こんにちは。ゆめピアノ教室のいしごうおかです

 

大人たちがよく話題にすることのひとつに

 

「自分たちが子供のころは」というのがあります。

 

ピアノがらみで行くと、

私たちの子供のころは、家で練習することにもっと寛容な社会でした。

 

ピアノOKの住居、というものがまだなく、

住人同士で、何時までならいいかな、といったルールを決めていたのではないでしょうか。

 

当時は、今ほど電子ピアノが開発、普及されていませんでしたから、

ピアノを習うといえば アップライトピアノを購入。

 

近隣の方と折り合いをつけながら

練習していたのだと思います。

 

 

私自身についていえば、

受験を意識してグランドピアノを購入した時も

簡易的な防音ガラスを入れて、少し壁に手を入れた程度でした。

 

すでに、アビテックスなどの防音室はありました。

が、そこまで考えていなかったと思います。

 

 

それから30年がたち、

電子ピアノが都会を中心にいきわたり・・・

 

ピアノの練習をしたければ

「楽器OK]の住居が必須になりました。

 

決まりごとができて、すっきりしていいようにも思いますが

寛容さには欠けてしまったようにも思います。

 

 

音の問題だけでも

幼稚園、保育園

お寺の鐘(除夜の鐘)

風鈴(シーズン中の)

 

といった、以前なら生活の一部ととらえられていたものを

 

騒音

 

として、うるさいと感じたり訴えたりするような世の中になってしまいました。

 

かねがなる

 

 

私が東京に住んでいるから、余計にそう思うのかも。

 

 

人に迷惑をかけるのはいけませんが、

外でボール遊びをしていて、近所の家のガラス窓を割って怒られる…なんていうシーンは

ドラえもんには、当たり前にありました。

 

わたしなど、公園でジャイアンたちと野球を始めた段階で、

 

ああ、もうすぐかみなりおやじさんに怒鳴られるぞ‥。

 

と、予測したくらいです。

 

 

最近のドラえもんには、このシーンがなくなりました。

 

 

ルールや秩序がしっかりしている社会は素晴らしいです。

が、

 

完全無欠ではない、人間同士が生活しているのですから、

同時に寛容さも持ち合わせていたい

 

・・などと、思っています。