ピアノの先生の仕事は、レッスンだけ?

こんにちは。こんにちは。ゆめピアノ教室のいしごうおかです。

 

品川区で二つの音楽教室を運営なさっている先生とお話をしました。

 

先生ご自身はピアノが専門で、ほかにフルート、オーボエの先生を呼んで

レッスンしています。

日曜日もレッスンをしていていつも満員だそう。

うちも土曜はパンクしているので、よくわかります。

 

なるべくレッスン回数を多くとるように、

第5週がある月は、生徒さんと都合があればレッスンをしています。

その分のレッスン料も頂戴するんだそうです。

 

私は日曜日はレッスンがないのですが、

先週はグレードの立ち合いがありましたし、来月は発表会があります。

11月もグレードが1回。

 

日曜レッスンの人たちは、そういった行事をどうするのかな。

先生も立ち会ったら、ほかの生徒さんのレッスンはお休みになっちゃうな。

 

そう思って御尋ねすると

「それは教室の外のことなので、レッスンとは関係ありません」

とのこと。

 

つまり、日曜日にレッスンをしていてグレードを受けたければ、

その生徒さんは事前に申し出て、レッスンは休み。レッスン料もなし。

 

でも、先生が立ち会うとなると、ほかの生徒さんのレッスンも休みなので

そういうことはしていないと。

 

発表会以外の人前での演奏機会に対して、消極的に感じてしまいました。

でも、そういうことではなかったのです。

 

「私は生徒さんを集めて、レッスンをたくさんすることが目的でやっているのです。「」

 

・・と先生はおっしゃいました。

 

つまり、経営者なのだと。

収益を上げるのが大事なのですと。

 

ずっと個人でレッスンをしていると、

こういう視点がなくなります。

 

生徒さんが上達するには、楽しくピアノが続けられるには、

ということばかりを追い求めがち。

 

自分の教室なら、それで収入が減っても、本番立ち合いで無収入な仕事が多くても

誰にも迷惑かけません。

 

でも、先生を雇って多くの生徒さんを持つ運営者、経営者は

それだけではいけないんですよね。

 

よく、楽器店の教室に努める先生が、

会社に対しての不満を口にします。

 

楽器の売り方が強引だとか…。

 

確かにそれは良くないのですが、

一方で、会社が、レッスンが成り立つための生徒募集や

教室の場所確保、お金の管理等の事務処理を一手にしてくれるからこそ、

先生はレッスンに集中できるのです。

 

品川の先生のおかげでいろいろなことを考えました。