こんにちは。葛飾区ゆめピアノ教室のいしごうおかです。
6月に予定していたサマーコンサートを延期したばかりですが、
発表会に参加することの意義について。
生徒さんに「発表会出るよ」という話をすると、お母様方は「先生、よろしくお願いします」というお返事をしてくださいます。
出られない子は、日程が重なっている部活や学校行事などでやむを得ず、ということが多いです。
とあるお母様は発表会後のレッスンの際、こんなことをおっしゃっていました。
「大きなステージで演奏をさせていただくチャンス、って本当に大切ですね」
別のお母様はこんなお話をされていました。
「普段の練習の曲ではなく、1つの曲を仕上げていくのに時間をかける、ということを学ぶのが良い経験になるし、大事なことだと思います」
保護者にとってはご自身が出演するわけでなく、お金もかかり、練習などご協力いただく必要があることも多いため、負担になりすぎないといいのだけれど、という心配をしていました。
ところが、お母様方は行事参加後に我が子が大きく成長している姿を見て、上記のような意義を感じられたのだそうです。
他にも、普段は練習の様子を見せない中学生の生徒のお母様が、
「うちの子、あんな音を出せるようになったんですね!!びっくりしました」
と、我が子の成長を驚きながら喜んでくださったり、
「他の生徒さんの成長も見えて楽しみです」
と、ご自身のお子さん以外の方のこともよく見てくださっている方もいらっしゃいました。
ありがたいなぁ、と思います。
音楽って自己完結するだけのものではないんじゃないかなという気がします。
人前で演奏する機会を持つ、それに向かって曲にじっくり取り組むことの意味を、私も改めて考えさせられました。
演奏する本人ではなく、今回はバックアップする立場であるお母様方からの声が聞けたことで、私も改めて人前で演奏することの意義を考えました。
読んでくださる皆様にも考えて頂ければと思います。