電子ピアノを購入する前に お読みください

こんにちは。葛飾区ゆめピアノ教室のいしごうおかです。

電子ピアノの購入を考えている方へ。

最近の電子ピアノ事情について。

なお、9月に電子ピアニストの稲田さんをお迎えして、セミナーを行います。
そのあとまた、さらに詳しいことをお知らせできるでしょう。

 

 

木製鍵盤は以前から出ていましたが、実際にUPピアノの響板のように
楽器の背面に音を振動させて響かせるしくみになっている物もあり、
かなりリアルに生ピアノの音を再現させようという想いが伝わってきます。

 

 

音源は、最近はキーボードもかなりイイ音になっています。
遠くから聞いていたら生ピアノが鳴っているように聞こえます。

心地よく演奏を楽しむことができるのだと思います。

電子ピアノ

ゆめピアノの方針は、まずはピアノが上手になる が一番の目標。

 

電子ピアノを試弾しても、

 

これが最新式のアクションを採用していて・・・

ピアノの質感にとても近い鍵盤で・・・

 

と言われてさわってみても

 

 

私は何年後に練習に差し支える時期が来るかを考えます。

 

 

 

まだ片手しか弾けない おけいこはじめの時は、
今はこれで充分だと思っていても、約2~3年で
「家で弾けるのに先生のピアノだとうまく弾けない」
と言われるパターンが一番多いです。

 

 

そして、グレードなどの課題曲で16分音符や重音の連続が出てきた時に、

すごく苦労してしまうようになっている姿を たくさん見てきました。

 

それがわかるので、買い換えるのならもったいないな、と感じます。

 

 

2~3年、ピアノを続けたら、もう十分にしっかりしたタッチが必要になるので

その時に苦労しない楽器選びをしてほしいなと思います。

 

 

やっぱり2~3年後に生ピアノに買い換える人が多いのが現状なので
最初に3年後をイメージしてほしいな~と思います。

ピアノ 太い指

ただ、住宅事情などで、絶対に生ピアノが置けないご家庭の場合は
なるべくしっかりとしたタッチのものを と伝えています。

 

あとは、打鍵に加えて重要だと考えているのが
離鍵!!!

鍵盤を打つときも 離すときもコントロールが必要なんですが
そのコントロールが反映されないものは 困りますね。

 

鍵盤の質感や音の響きがいいとか、スピーカーの容量が大きいとか

たくさんボタンがついていて楽しめるものとか
そう言う事で値段が高いものは あまりオススメできません。

 

 

学校で合唱の伴奏を頼まれた時やグレードテストを受けたいとき
ましてやコンクールなんて受ける事になったときは電子ピアノでは必ず困る時がきます。

 

 

なのでどうしてもの事情で電子ピアノを買うことになった場合

① ドミソドの4つの音を同時に片手で連打してみて楽に弾けないもの

② 半音階をなるべく早く弾いてみて楽に弾けないもの(ピアノ経験者)

上記2点は、軽いタッチの電子ピアノなら 楽に弾けてしまいます。

 

 

できれば 電子ピアノの横に生ピアノがあるお店ならお願いして生ピアノでも同じことをしてみてください。

 

しっかりとした指作りをしていないと 和音がばらばらになったり 半音階の音の粒がそろわなかったりします。

 

 

電子ピアノも5年10年と使っていく場合は特に 色んな楽器を触って、調べて そしてじっくりとよく判断して選んで欲しいと思います。

 

 

メトロノーム機能はほぼどの電子ピアノにもついていると思いますが
速度表示が出ない物は 子どもがテンポ操作をするのは難しいと思います。

 

 

その場合は 別にメトロノームを購入してもらってもいいですし

メトロノーム機能の速度表示がデジタル表示される電子ピアノを選んでもらっても

どちらでも大丈夫です!