ピアノレッスンでバロック 古典をする理由

こんにちは。葛飾区ゆめピアノ教室のいしごうおかです。

 

先日、ステップに生徒さんを出して、ほかの教室の生徒さんの演奏を聴いて
思ったこと。

何人かの方が、古典派のソナチネ、クレメンティやクーラウなどの定番の曲を
弾かれました。

 

きちんとしたテクニックと解釈で、日頃基礎的な練習をされているのが
よくわかりました。

 

 

教師である私たちの世代は、ピアノのレッスンはハノンなどの指の練習、チェルニー、
そしてソナチネアルバムをくまなく弾いた方は多いと思います。

 

小学生のころ、私の先生はずっとそれが定番、発表会の時などにちょっとした題名の付いた
名曲を弾かせてくれました。

 

ほとんどを古典派、これにバッハのインベンションを加えて、
レッスンしていた記憶があります。

 

 

私のレッスンでは、決してそのスタイルだけで教えていません。
発表会以外でもよく名曲集から弾かせたり、ポップスもやります。

でも、古典派のソナチネは、欠かせないです。

 

 

古典派だけに偏るのはよくないですが、これをやらずにショパンなどのロマン派や
近・現代曲をやっていくと、基礎の指づくり、運指、音階の弾き方など、
様々なピアノ学習のだいじな初期練習をぬかして、あとでしまった!ちゃんとやっておけばよかったと後悔すると思います。

 

 

 

バッハでポリフォニーを学び、古典派で曲の形式や様式を知る。

バッハ

そして、後のロマン派、近・現代曲がどのように自由に展開していくかを知る上で、
ピアノ学習の基礎は、古典なくしては語れないのです。

 

 

小さい生徒さんは与えられたものを黙々とこなしてはいるのですが、
古典を練習する意味が分かるのは、ずっと大きくなってからでしょうね。