ピアノのフォームを正しく直す マムシ指の直し方

こんにちは。葛飾区ゆめピアノ教室のいしごうおかです。

マムシ指の直し方について

ピアノ以外では指先が短い、特殊な指の形の事を言うそうですが、b>ピアノの世界で言う「まむし指」とは
単に親指の根元が落っこちて(中に引っ込んで)しまう弾きグセのある指の事です

これはかなり多くの生徒さんに見られます
  

もともとは中に入っている親指の根元が
ハッキリと外に出ていますね!

具体的にご紹介します


① ゴムの作り方

市販のゴムで、幅が5ミリから1センチ程度のゴムを用意します

先ずは親指を引っ掛けるゴムの輪っかを作りますそれに体から引っ掛ける部分になるゴムを通します

② ゴムの使い方

小さい輪っかをへこんでいる親指の根元が外に出るように引っ掛けます

そして残りのゴムを体に掛けますこれだけです!(笑)

② その子の体格や指の太さに合わせて、ちょうど良い長さ、強度に調節する

ゴムがちょうど良く引っ張るのはどの位の長さか
最初はよく観察してみて下さい

低い音(体から遠い音)を弾いている時は引っ張られていても
体の前に来たら全く緩んでしまうようでは、効果がありません

ゴムは太くて引っ張りの強い物よりも若干細めのゴムの方が具合が良いようです

ゴムが太いと強い力でなければ引っ張れずに指への負担が大きくなります
引っ張られ過ぎは禁物です!

あくまでも親指の根元が引っ張られる、その強さで良いのです
そんなに太いゴムは必要ないでしょう

またゴムを作る時に長さに余分をもっておくと
後で長さの調節がしやすいですね

 

使用上の注意点

① 強く引っ張り過ぎてはいけない

手首や腕が疲れたと言ったら、それは引っ張り過ぎです!

ゴムの太さと長さを調節し直して下さい

② 一気に直そうとはせずに、気長に考える

今すぐに直したいなどとは思わないで下さい

無理は禁物です!

③ ゴムは全ての曲には使用しない

例えばハノンだけ、ツェルニーの左手だけなどに決めます
ゴムで引っ張る時はどうしても自由が制限されます

ですからゴム無しに解放されて自由に弾く曲も必ず必要です

④ ゴムを付けるのを本人がイヤがらない年齢になったら

ここが大事です!

あまりに小さいお子さんに無理にやってピアノを嫌いになったら元も子もありません!
以上です!
この「まむし指 ゴム引っ張り方」はまむし指の矯正に大変有効です