今日は東京は雨。
スズメは泣いているけれど、カラスは来ない程度の雨です(ってどのくらい?)
ピアノの教本の中には、「練習曲」いわゆるテクニックものがあります。
ハノンやツェルニーがよく知られていると思います。
もちろん、練習曲といっても、中には音楽性も豊かなものもたくさんあります。
でも・・正直言って、やっぱり機械的な練習になりがちです。
それから、ツェルニーの練習曲は、複雑なテクニックが右手にあるものが多いのです。
練習曲集は、楽曲をひくのに必要なテクニックを習得できるように作られています。
ツェルニーの時代の楽曲は、右手がメロディ、左手は形式にはまった伴奏系のものがほとんどです。
なので、それが弾けるようになるために、左手はやはり、和声的に正しい進行の、
伴奏系練習曲が必要だったのです。その時代には。
今は、「左手のための練習曲集」などもありますが、そればっかりじゃ飽きちゃうしなあ…
手持ちのもので何かないかな、と思ってたらありました。
クレメンティの練習曲集です。「クレメンティ グラドゥス・アド・パルナッスム」
割合的に、左手の複雑な動きが多いように思います。
1曲全部でなく、そういうところだけとりだして練習しても十分効果があります。
自分の練習に使っているので、ちょっとご紹介しました。