信用の砂時計の法則

こんにちは。葛飾区白鳥ゆめピアノ教室のいしごうおかです。

わたしがお世話になっているピアニストで、
藤拓弘さんという方がいらっしゃいます。

ご自分でもリーラムジカというピアノ教室を運営していて、
多くのピアノ教師にアドバイスをしていらっしゃいます。
藤さん
メールマガジンを読んでいますが、
先日の記事に、お月謝のことがありました。

おもしろいのでご紹介します。

■きちんとした先生は支払いも早い

きちんとした先生はお金の支払いが
とてもスピーディーです。

なぜなら、お金の使い方、支払い方には
人の心が表れると知っているからです。

またお金の使い方ひとつで、信用を得ることも
あれば信用を無くすこともある。

それが顕著なのが「支払いのスピード」です。

これは「支払われる側」の立場になって
考えるとよくわかるでしょう。

たとえば請求書を送って次の日に
支払いがあったとします。

「昨日の今日で、もうお支払いただいた!」
「こちらをきちんと考えていただいている!」

きっと純粋に嬉しいのではないでしょうか。

逆に支払いを先延ばしされてしまうと、

「請求書が届いていないのではないか…」
「忘れているのではないか…」

と不安になりますし、うがった見方をすると、

「こちらのことは優先順位が下なのかな…」

と思ってしまう人もいるかもしれません。

請求書が来てすぐにお支払いする人。
期限より遅れてお支払いする人。

同じ金額のお金を支払っているのに、
相手に与える印象が大きく変わってしまう。

ひいては相手からの「信用」も変わってくる。

これが「信用の砂時計の法則」です。

■まったく同じことがピアノ教室でも…

ここまでお伝えしてお気づきの先生も
多いかもしれません。

こうした現象は日々ピアノ教室でも
起こっていることですよね。

そうです。「月謝」の支払いです。

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きちんとしている人(保護者)は、
絶対に月謝は遅れずに支払います。

忘れたとしても、きっとその日のうちに
走って教室まで届けにくることでしょう。

それは「お金」のことは「信用」に
つながっていることを知っているからです。

逆に、いつも月謝が遅れる人もいます。

ピアノの先生が感じるその人への印象は…
おそらくいうまでもないでしょう。

■すべて「自分だったら」に置きかえる

数えきれないほどの素晴らしいピアノの先生との
出会いをいただくなかで気づくのは、こうした先生は、

「自分ならばどうするだろう?」

と常に考えることです。自分目線で物事を考え、
そこからの学びを大切にするわけです。

先ほどの月謝の例であれば、

「受け取る側の立場ではこう感じた。
だから支払う側になったらこうしよう」

と考える。だからこそ支払いのタイミングには
とても気を遣うわけです。

私自身、この学びを得てからは、
お金はとにかく早め早めにお支払いする、

ということを留意するようになりました。

すると、先方からも喜ばれるようになり、
先延ばしがないので自分自身のストレスも軽減。

いいことばっかりです。

繰り返しになりますが、同じ金額のお金なのに、
支払いのスピードだけで相手の信用が変わります。

簡単にできることだけれども、
多くの人がやっていない。

だからこそやった人には大きな恩恵がある。

「信用の砂時計の法則」を意識すると、
かけがえのないものを手にできると思います。

・・・ちょっと長かったですが、いかがでしょうか。
私自身も、支払いはすぐにしています。

過去の生徒さんも、お月謝をはやくおさめる方は熱心だったようです。