「弾きこむ曲」が必要な理由

こんにちは。葛飾区白鳥ゆめピアノ教室のいしごうおかです

友美さんのレッスン。
4月23日の、大人の聞きあい会の仕上げです。

発表会には絶対でない。
そういう目的で習ってないから。

体験レッスンで宣言していた友美さん。(写真は左側が友美さん)

いまでは、サマーコンサートも3回、回を重ねて参加していただきました。

今回はブルグミュラーの天使の声。
きれいにひけているのですが・・・

4拍子に聞こえません。
3連符が12こ、1小節に入っているこの曲で12拍子に聞こえる。

レガートが足りないこともありますが、やっぱりテンポが遅いのです。

今充分に弾けているし、少しはやめてみました。
なれないので、あたふたしているようですが、ちゃんと弾けています。

少し練習したら、十分流れるのでは、という感じ。

もうちょっとだけ、がんばっていただくことにしました。

普段私は、70%できたら次の曲へ、という方針です。
なかには、一つも間違えず、暗譜しないとマルを上げない、という先生もいらっしゃします

それはすごく達成感もあり、いいとおもうのですが
たくさん曲を経験することで、いろいろなテクニックを身につけられます。

長く1曲を弾くよりも、上達するように思います。

時には、発表会のような曲で、じっくりしっかり弾きこむことも大事。
暗譜も確実にして、曲想を自分で練ったりします。

私自身も、今習っている先生に、高校生の時からずーっと弾いている曲を見ていただいたことがあります。
先生は1回聞いて、「これだけ弾きこんであれば十分だけど・・」とおっしゃいました。
(ただし、そのあと1時間レッスンが続きました…)

演奏をきいただけで、弾きこんであることが分かるのですね。

レッスンも練習も、メリハリをつけていきたいと思います