こんにちは。流山市流山音楽教室のいしごうおかです。
私たちがレッスンしているクラシック音楽には
拍子 があります。
おおくは 2・3・4・6拍子。
この中で ピアノやバイオリン入門者が最初にぶつかるのが
3拍子の壁。
何度も解説していますが、
これは 日本人の文化に大きな関係が。
ちょうど今秋でお祭りのシーズンです。
昨日も 駅前にお神輿があって人だかりしていました。
流れる音楽はお囃子です。2拍子か、4拍子でできています。
普段 東京音頭を口ずさむ人は少ないでしょう。
でも、私たち日本人の長い歴史から、ワルツ3拍子 というものは経験が浅いのです。
バイオリンのパートナ、麻里子さんは
こんなラインをくださいました。
️たくさんの国、文化、言葉があって、どれが一番正しいなんて言えない。
人も一人一人違うのは当然だし。
音で私はこう思う、と言えることが大事。
私達日本人はそもそも全く違う文化の国で作曲されたクラシック音楽を、
日本語なまりの発音でどうにか伝えようと頑張ってる感はありますよね。
自分の母国語を変えたり、声を変えたりすることはできないのですから。
自分の声と感性でやるしかないではないですか
それで曲の意図するところを自分なりに解釈して(もちろん勉強も)
正解はこれです、じゃなくて私はこう思う、でいいと思います。
国際結婚されて、ハーフのお子さんのお母さまになった麻里子さん。
きっといろいろな経験を通して、
こういう気持ちになったのだろうな、と想像します。
3拍子がいまいちかっこよくないのは、
ステキなドレスを着て、ワルツを踊っちゃう文化ではない、日本人ならでは。
その中で、「私のワルツはこんなに素敵」と言えるような
子犬のワルツ、華麗なる大円舞曲。
弾けるようになったらいいですね。
一緒に頑張りましょう。