こんにちは。葛飾区白鳥ゆめピアノ教室のいしごうおかです。
モーツアルトのピアノ協奏曲 戴冠式。
第1楽章のピアノが始まった部分1節です。
14~15歳の1年間、この曲の全楽章を練習しました。
当時所属していた鈴木メソードの卒業課題曲のうちのひとつです。
暗譜して録音し、審査を受けるというもの。
そのため 長い時間をかけて練習して仕上げました。
中学生ですから暗譜に苦労することはありません。
ひたすらモーツアルト特有の細かい音階やアルペジオの
リズム練習に明け暮れていた気がします。
時はすぎ、40年ぶりにひいてみました。
その一部が前述の動画です。
音をひっかけている箇所がありますが、
まずまずの出来ではないでしょうか。
モーツアルト
今回録画するために練習したのではありません。
正真正銘、40年ぶりです。
この後全楽章を最後まで通しましたが、
すべて暗譜で弾きとおせました。
これは、10代の技だと思います。
比較的習得するのも早く、一度覚えたら忘れない。
ピアノや音楽に限ったことではない気がします。
野球もサッカーも、小さいころから親しんで
10代の中高生の時、練習量は急増するのではないでしょうか。
体格的には大人に近く、
今まで積み上げてきた能力もあり、
脳は柔軟で、どんどん吸収していきます。
貴重なこの時期にどれだけ集中して一つのことに取り組むか。
その後の長い人生に 大きく影響するでしょう。
たまたま私はそのままピアノを職業にしました。
もし他の仕事をしていたとしても、
中学生の時にひたすら 戴冠式の練習をしたことは
生きていく力になっただろう、と思います
10代の皆さん
学校の夏休みもあとわずか。
暑い夏に、熱いハートを燃やしてみませんか。