大人ならではのレッスンとは?

こんにちは。葛飾区白鳥ゆめピアノ教室のいしごうおかです

ひろしさんは、8年以上レッスンしている50代男性。
今練習しているバッハのパルティータ、ガーシュインのラプソディーインブルーは、
もう半年以上になります。

おしえる立場としては、レッスンするからには上達してほしい、
曲を仕上げたいと思います。

中々仕上がらないときは、どうしてだろうと原因を考えます。

練習不足の場合、
大人の生徒さんには、子どもたちのように必ず毎日練習してほしいとは言えません。
仕事や家庭の都合があるからです。

今の生活状況で、仕上げられるレベルの曲を提案する。
レッスンの時だけで、なんとか両手奏までできる曲。

でも、生徒さんの中にはこの曲をひきたいという希望もあります。

中々仕上がらなくても、レッスンで自分の好きな曲をひいていることそのものが楽しい、ということもあります。

ひろしさんにも、何度も「現状で弾ける曲に変えますか?」と尋ねています。
でも、「いえ、練習しますから」

実際には、生活が変わらないので練習はできないのです。
それでも、仕上がらなくてもバッハや、ガーシュインがひきたいのですね。

以前にも、ほかの方から「上達しなくても、レッスンできるのが楽しい」と言われたことがあります。
「先生と一緒に弾いていたら、気分がすっきりした」とも。

大人ならではのレッスンの目的がありますね。
頭を柔らかくして、対応したいです