中学生は・・・疲れています。
それでも、
休むことなく
レッスンに来ます。
本当は・・・
有名で、きれいなクラシックのピアノ曲が弾きたくて・・・
弾きたくて・・・・
自分で選んでみるものの・・・
悲しい位、時間がなくて
部活や塾が終わって家に帰って、
本当だったら、ピアノに向かって気分転換したいのに
目の前にある、塾の課題と
そして・・
睡魔に、今日も勝てなくて・・・・
1日・・・・
そして、また1日・・・・
1小節も進まないいらだちと、
自分の情けなさに腹が立って・・・・
先生が、
私の曲が進んでいることを楽しみに待っていると思うと
足が重くなる。
怒られるからじゃない。
ちゃんと出来ない自分が、悲しくて・・・・・
↑(、中学生の心の声)
だから・・・
私は、いつも笑顔で迎えるの。
「こんばんは~~」
「忙しかったの~??」
「そっか・・・大変だよね・・・・」
「わかるよ!うんうん。」
「じゃ、一緒にやってみよう!」
追いつめたところで、練習できるわけじゃないと、
だから、少しでも気持ちが軽くなるように・・・
今までは、そんな感じでやってきた。
でも・・・・
最近の私は、ちょっと違う事に気が付いたんだ。
「先生・・・『練習』って楽しいよね!」
そう言い切った生徒がいた。
・・・・そうだった。
『練習』は、辛くて・・・そして、本当は・・メチャクチャ楽しい!
出来なかったことが『練習』によって出来るようになるって
なんて楽しいことなのか???
私は知っているはずじゃなかったの???
なのに、
その、本当の楽しさに行き着く前に
「無理しないで・・・・」と、言ってしまっていたことに、
今更ながら、反省した。
いつの頃からか・・・・??
「がんばれ!」って言っちゃいけないような風潮が出来てきた。
頑張りすぎて、潰れちゃうから?
自分で気付くことが1番いいことだから?
私もそう思っていたけれど、
私だったら、どうだろう???
本気で、応援してくれる人が
「がんばれ!」って言ってくれたら、
私も、本気で頑張ると思う。
私は、あまり上手に伝えることができない。
相手の心に、きちんと想いを届けられないジレンマに、
毎日、情けなさを感じている。
でも、
綺麗ごとや
マニュアルや
・・・・そんなことは私は知らないから・・・・
だから・・・
足りない言葉を並べても
直球で、ぶつかることしか出来ないんだ。
疲れて困っている中学生に、
私は
慰めの言葉より、発破をかけた。
「頑張ろうよ!」
「自分で決めたことを、自分の手で掴んで!」
「頑張りなさい。」
「先生は、〇ちゃんの頑張りを応援するために、ここにいるのだから」
「諦めちゃダメだ!」
「やり遂げよう!」
無駄に追いつめているんじゃない。
もう、何年も一緒にいる関係がここにあるから言えることがあると思う。
ここまで、ハッキリと、強く言っても、きっとわかってくれると思うから。
彼女たちが
目標を見失いそうになる時に、
「ここだよ!」と伝えていこう。
諦めさせないように、導いて行こう。
がんばれ!