レッスンする曲の選び方 満足できる方法で

こんにちは。葛飾区白鳥ゆめピアノ教室のいしごうおかです。

ひろしさんのレッスン。
今、うちの教室で一番長い生徒さんになりました。

3月くらいからバッハのパルティータからメヌエットと、ガーシュインのラプソディインブルーを弾いています。

働き盛りで、たぶん週末ちょっと練習するくらいしかできないのだと思います。
何度も、「レッスン中に完結できるくらいの曲にしましょうか」と提案しました。

が、ひろしさんは「練習します」と言って曲を替えません。

レッスンで使う教材選び、選曲は、基本レベルにあったものにしています。
きちんと仕上げて達成感があり、一つずつレベルアップしてほしいから。

でも、ひろしさんのように これがひきたいというのがある方は・・・

仮に、私が勧めた、やさしめの曲をレッスンだけできちんと仕上げたとして、
多分不満が残ります。

自分の弾きたい曲ではないから。

ガーシュイン
ガーシュイン

今のガーシュインをずっとひいても、おそらくきちんと仕上がることはありません。
残念ながら。

でも、自分の好きな曲を練習していることで満足できるなら、
レベルにあってなくてもいいかなと思います。

大人のレッスンならでは、です。

美津子さんも、自分のレベルや、手の大きさにあわない曲を練習しています。
前から弾きたかったから、です。

これも、手の小さい人には向かないこと、努力してもカバーできないものを弾くのはもったいないことを
何度もお話ししました。

実際、練習してもうまくいかないテクニックが多々あります。
もしかしたら、すごく上級の手の小さい方なら、テクニックでカバーできるのかもしれません。

練習するのは生徒さん自身なので、きれいに仕上がらなくても自分の弾きたい曲をひくか、
自分の好みとは違うけれど、あっている曲をきれいに仕上げるかは、自分で決めていただいています。