自分の力で学ぶ ということ

こんにちは。葛飾区ゆめピアノ教室のいしごうおかです。

我が家には二人の息子がおり、ふたりとも成人した学生です。
今長男の奨学金申請の書類を作っているのですが…。

 

記入欄の一つに、「給付を希望する理由」というのがあります。

例えば長男なら
父は定年を迎え、弟の専門学校の学費もかかり、親からのお金に頼れない。
生活費が必要なため。

などと記入します。(学費は国が負担してくれる 国にいます。学生ビザのためアルバイト禁止)

 

 

その他に、親から給付を受けられる金額 という欄も。

すごく違和感を感じました。

 

学生の子供の面倒は親が見るのが当たり前
という前提があるから。

 

実態はどうかといえば、今や大学生、専門学校生の半数は奨学金を借りています。
つまり、半分の人は当たり前のはずの親に面倒を見てもらってないんです。
奨学金

おかしいですよね。

 

 

18歳を成人とするなら、成人とは自分で自活する人 というのが常識になってほしい。
そうすれば、返還の必要のない奨学金ももっと増えるでしょう。

 

当事者の子供たちはどうかというと、ちゃんと意識は持っています。
今まで10名以上の高校生、大学生が保育用のピアノレッスンに来ました。

ほぼ全員が、自分でアルバイトしたお金でレッスン料を納めていました。
(親に出してもらっていたのは、校則でバイト禁止の子だけ)

 

私が学生の頃のように終身雇用制で、親が年を取るごとに収入が上がっていく仕組みはなくなったのです。
大人の意識も社会の仕組みも、学生は自分の力で学ぶのだ という風に変わってほしいと願います。
そして、社会がそれを支えていく世の中になってほしいです。