先日、テレビでNHK交響楽団の定期公演を見ました。息子と二人で。
曲目のひとつが「グリーグのピアノ協奏曲イ短調」です。
指揮はピアニストのアシュケナージ。ピアノは中野翔太。
アシュケナージもグリーグのコンチェルトは良く弾いていましたが、近年は手を痛めてほとんど演奏をしていません。
ピアノ協奏曲ですから、当然ピアノ奏者がアップで映る機会が多い。
私は「巧みな演奏だけど、アシュケナージのほうがエネルギッシュだったよなあ・・」などと思ってみてました。
息子が一言。
「ばんそうこうしてる」
!?
よーくよく見ていると、ピアニストの両手指のあちこちに、テーピングがしてあります。
中野さんというピアニスト、よっぽど大変だったんだなあ・・・・演奏会をたくさんしている人みたいだし。
などとしみじみ考えていると、またもや息子が一言
「トロンボーン、だるそう。あーあー、手、組んじゃってるよ」
・・・・解説しますと
グリーグのこの曲は、トロンボーンは3楽章では大活躍するのですが、1楽章はあまり出番がありません。
なので、椅子の横にある楽器スタンドにトロンボーンを立て、出番を待っているのです。
休みが楽譜で数ページ、続いたりしますから。
ちょっとした短い休みの時は、楽器は手で持ったままひざ上にあります。
息子はホルンをふいているので、どうやら手を組んで待っているときは「あーあ、出番がなくてだるいなあ」という
気分だということがわかったようです。
コンサートを見るとき、出番のすくない楽器にもちょっと注目すると、面白いですよ。