ブルースリウ ピアノリサイタル

こんにちは。葛飾区ゆめピアノ教室のいしごうおかです。
ブルース リウのリサイタルに行ってきました
2025年 ショパンコンクールの優勝者です

まず、プログラムがこれ

メインになるような曲が4曲入っています
すごいボリュームと質感。
サービス精神満載です
1曲ずつの感想を書くと
1週間はかかりそうですが…
もちろん素晴らしかったです
勉強家で、これからまだまだ レパートリーを広げたいのが
よくわかりました
コンクール覇者の試練
コンクールで受賞すると
直後から突然忙しくなります
ブルースリウの 今回の日本ツアーも
予定がぎっしり
アンコールも2曲してくれましたが
「もうやらなくていいよ、早く帰って寝たほうがいいんじゃない?」
と、心配になってしまいました
万能を目指さないほうが よい演奏家に
ベートーヴェンの大曲 月光と ワルトシュタイン
どちらも巧みでした
ただ、「やっぱりショパン弾きよね」と
いう声も多そうです。
いいか 悪いかは別として
クラシック音楽にはその時代らしさがあります。
ベートーヴェンには ある程度決まった演奏方法が。
月光第1楽章の最初のフレーズで
「なんだ、これは」とびっくり…。
ソーソソーラーソーファ、シーミ
シャープやフラットは省略しています
このメロディで、一番高い音は「シ」
常識として、この音に向かって行って、最後のみで収束、です。
ブルースリウは この「シ」の音を思い切り力を抜いて
最弱にしていました
しかも、何度も出てくるフレーズ 1回も漏らさず。
これは、気になった人が多いんじゃないかと思います
そして、気持ちのいいメロディが右手にあるのに
突然、左手の内声が主張してきます
よく研究しているな
ひとつの音も漏らさず、楽曲分析しているんだな
再現力も抜群
そういう感想です
正直なところ、感動とは遠かったです
まだ若いので 挑戦を続けてほしいですが
やはり ショパンやロマン派の演奏がすごく得意な方ですね
さすがショパンコンクール覇者 ロマン派の演奏光る
一方で ショパンのノクターン、
ラヴェルの道化師の朝の夢
ドビュッシーの夢
リストのスペイン狂詩曲
本当に素晴らしい演奏でした
どの曲もピアニストで聞いたことがあります
間違いなく、一番良かった
モンポウの 月の光による グロッサ
ピアノ学習者が必ず勉強する フランス民謡の月の光
「オルガンピアノ」「バイエル」にも登場。
月の光のメロディを使って
幻想的な、短い素敵な曲を、本当に夢のように演奏してくれました
発表会の講師演奏にも向いていると思います
この日の陰の功労者は 調律技師。
ファツィオリのピアノを 最高に調整してありました
ドビュッシーの 道化師は 高音の連打が抜けたり
粒がそろわないことが多い曲。
しっかり目を閉じて拝聴しました。
おそらくですが、一つも欠けずに完璧な演奏でした
リウの技術もですが、
調律技師の 最高の仕事にも拍手を送ります