こんにちは。ゆめピアノ教室のいしごうおかです
ピアノの先生の勉強会で
読譜が不完全な子は、リズム、特に休符の意識ができていないという話が出ていました。
そこで思い出したのですが、先日のレッスンでこんなことが起こり、
自分の指導が不十分だったのではないかと頭を抱えた事例をあげてみます。
あるドリルをやっている生徒さん(たち)
「音符の計算」という問題で、出てきた音符の拍数が分からず、奇妙な答えになってしまいました。
「先生、わからん」
と見せてくれた問題は、4分音符と8分音符を足す問題でした。(答えは付点4分音符)
月2レッスンのおとなピアノ男子さんのレッスンで「8分の6拍子」で、かなり苦戦されていました。
それまで、4分の4拍子とか、4分の3拍子がほとんどだったのが、この日のレッスンでは8分音符を1拍にしなければならないので、それに気づくまで
「あっ、失敗した!先生、ちょっと待ってください」
が多く出ました。
レッスンしながら心の中で「ああ、やっぱりこれ、算数だよね」と私は思いました。
たとえば、「音符の計算」のような問題だと、
通常4分音符を1拍という例単位にして計算します。
そうなると、8分音符=0.5(1/2) 16分音符=0.25(1/4)ということになります。
また、8分の6拍子のように、1拍を8分音符で捉えるとき、今まで「4分音符=1」だった人は戸惑いますが、これって長さの計算に似てませんか?
<ものさしの計算>
10mm=1cmが理解できていないと、計算に大変時間がかかります。
これ、音符についても言えるんです。
今回は音符の長さの話でしたが、実は学校の勉強で応用できる考え方、
知識がピアノレッスンには詰まっています。
ピアノを習ったことがある方であっても、そのことに気づいていない、
また習ったことのない方は全く知らないことです。
東京大学、慶應義塾大学、一橋大学のピアノの会に
理系男子が多いのは、知られた話。とてもお上手な方がいます。
機会があればまた別の「学校の勉強と繋がってるピアノのレッスンの内容」についてお伝えしていこうと思います。