こんにちは。ゆめピアノ教室のいしごうおかです
小学校入学前にピアノを始めて、ずっと中学3年生まで続けてきた生徒さん。
とても穏やかでおとなしい子です。
どちらかというと受け身で
お母さんが熱心に練習に付き合ってくれて、続いていました。
中学生になってお母さんの関心が塾に移ると、
本人のやる気も低下。
それでも、初めからの約束で、中学卒業までピアノを続けるそうです。
カードでタイムを計ったり、グレード受験したりとやる気アップを狙ってきました
でも、自分からは練習せず、ピアノが好きなのかもわかりません。
問題児というわけではないけれど、練習しないので
成果が出ません。
ピアノへの取り組みを自分で主体的に考えて
価値観について考えてほしいと思って、こんな質問を用意します
「音楽やピアノが楽しいって思うのはどんな時?」
「曲がスラスラ弾けたとき」
「弾けると楽しいよね」
「じゃあ、やめたいって思うときは?」
「お母さんに練習しなさいって怒られるとき」
「そうかあ。それじゃあ、ピアノが弾けて楽しいっていう気持ちが減っちゃうよね」
こんな風に本音を話してくれたら、
ピアノをやめたくなった本当に理由がわかってきます。
まずは、ふさわしい質問でよく考えてもらって
自分の気持ちに気づかせてから
「ピアノを続けること、どうしたいか教えてくれる?」と聞けば、しっかり考えられるかなと思います。
ここまでのやり取りは私の脳内でのシュミレーション。
もしここでやめるという決断をしても、
自分の人生について自分で考え、主体的に決断したといえるでしょう。