こんにちは。ゆめピアノ教室のいしごうおかです
お漬物を作るのに、一生懸命漬物石を持ち上げていたら
いつまでたっても漬物はできません。
ピアノを弾くときも、腕の重さを上手に鍵盤にのせなくては。
それが、脱力が必要な理由です。
脱力していれば、3キロの腕なら3キロの重さがそのままピアノにつたわります。
力が入っていると、3キロの腕でも1キロ分の重さしか使えないことも。
残りの2キロ分は、わざわざ自分で持ち上げていることになります。
脱力ができていないとピアノがあまり響かないし、疲れてしまいます。
難しい曲を弾きたい、と目先のことにとらわれて
脱力を忘れていると、肝心の音がよくない結果になります。
腕の重さを利用して弾く
人の腕の重さは3キロから5キロ。
この重さを利用して いい音でピアノを弾きましょう
力を抜いてたって、腕をさげている、
この時が脱力ができています。
そのまま鍵盤にのせて弾ければ、3キロの腕で、3キロ分の重さが
利用できます。
体格のいいピアニストは、それだけで有利ということですね。
華奢な人は脱力して、加速度をつけて弾く方法をマスターすれば、
体格の差をカバーできます。
大学時代の先生の家にレッスンに行ったとき、
10歳くらい上の卒業生がレッスンを受けていました。
結婚なさっているらしく指輪をつけていますが、
薬指でなく小指。
太ってしまったんですね。
先生は、
すごくいい音になった。あなた、痩せないほうがいいわよ・。
とおっしゃっていました。