こんにちは。ゆめピアノ教室のいしごうおかです。
楽譜の中で使われるいろいろなことはは、ほとんどイタリア語。
17世紀から18世紀に 西洋音楽はイタリア半島あたりを中心に
発達したので、音楽用語=楽語はイタリア語が使われてきました。
楽器(楽譜の出版社も)によってはほとんどドイツ語で書かれているものもあるそうです。
楽語辞典で調べても載っていないので、
ドイツ語の辞書で調べるとおっしゃっていました。
楽語には、3つのグループがあります。
・速度記号 曲の速さ アレグロとかモデラートとか‥
・強弱記号 音の大きさ f、p、とか
・表情記号 曲想 レッジェーロ軽く、とか
パット見ても、どれもアルファベットが並んでいるだけ。
こんな風にして見分けられます。
速度記号は楽譜の左上
楽譜の左上に速度記号があります。
楽語でなく、♩=60のような数字で書いてあることも。
この楽譜だと アレグロモデラート と書いてありますね。
この数字は、1分間にカウントする回数で、
♩=60だと1分間に60回、秒針と同じ速さです。
よくレッスンであるのが、ラルゴと書いてあってゆったりした曲なのに
とんでもなく速く演奏する生徒さん。
どんな速さの曲なのか、弾く前にわかっていないとこういうことになっちゃいます。
表情記号は 速度記号の横、楽譜の途中に
どんな気持ちで演奏してほしいか
作曲者が注文したもの。
快活に、と書いてあるような曲は、そもそも元気な感じで
快活な気分になるようにできています。
強弱記号はfとp の変化形
ワークなどをやっていると、強弱記号だけで無数にあるように見えます。
でも、どれもfとpが基本で、「m」メッゾがついて、すこしfだったり
fffのようにたくさん重ねてとても強く のようにあらわしています。
楽語の有効期限はどこまで
例えば mf と書いてあって少し強く弾くのは、
次の強弱記号が出てくるまで。
速度記号、表情記号も同じく、次の記号が出てくるまで効き目があります。
楽語は、専門の楽語辞典があるので、それで調べることができます