こんにちは。ゆめピアノ教室のいしごうおかです
ある大人の生徒さんから一旦教室を退会されるというお話を伺いました。
この方については、ひょっとしてしばらくお休みされるのではないかという予感が実は、
ありました。
とある資格を取る勉強をされているという話を聞いていたからです。
先日、ご本人からメールがありました。
私が伺っている資格試験の他にも複数、試験を受けることになったため、ピアノへ時間を割くことが難しくなってきたようでした。
随分悩まれたのではないかという様子が、文面から伝わってきて、「無理に引き止めてはご本人が苦しむ」と、私も判断しました。
最初にいらしたとき、とても音楽が好き、ピアノが好きということが伝わる方でした。
いろいろな挑戦をされていました。
教室にもご協力的で、良い方が来てくださったと思っていました。何より毎回、音楽の話やピアノの話をこの方とするのが楽しみでした。
とはいえ。
大人の方はピアノを一番にすることはなかなか難しいことです。
一番にしなければならないと強制してもまず、できません。
ピアノを仕事にしている私たち指導者であっても、練習を第一に持ってくることができないのです。
レッスンは仕事ですから、その時に自分の練習というものは当然、できません。
家庭もあります。別に関わっていることも多い。地域のこととか。
ましてや、ピアノを仕事にしていない生徒さんたちにとっては。
この生徒さんのように、ご自分が今最優先にすることがあってレッスンを中断するということは、大人のレッスンではしばしば起こります。
「ピアノを弾くのは好きなので、また、弾くと思います。先生に熱心に教えていただけて嬉しかった。お気持ちがわかるので、悩みました」
そう、伝えてくださったので、
「応援しています。もしまた、レッスンを受けることができる日が来たら、私のことを思い出して。目標に向かってがんばってください」
と、お伝えしました。