こんにちは。ゆめピアノ教室のいしごうおかです
「短時間でも効果的な練習方法」を探る
例えば部活に受験勉強に忙しい中高生や、激務の仕事を抱えていたり介護の必要な家族がいる社会人の生徒さんのためにも必要なことです。
家で練習できなくても、レッスンに来たほうがいいということは感じます。
練習しない子ちゃんに対して、
「やめるのではなく、ここで練習しなさいと言うくらいの気持ちできてもらったほがいいです」というのは、レッスンを受けるだけでも微妙に上達はするからなんです。
練習時間が取れないことを責めることはしません。
練習時間が取れない自分をダメ人間だと責めないほうがいいとも思います。
レッスンの例は社会人のH君ですが、今年度配属が変わり、仕事のパターンが変わって平日にレッスンに来ることができなくなりました。
同時に、平日は練習時間が取れない。
長くやっているし、そこそこ技術の「貯金」はあるけれど、もともといろいろな弾きたい曲がある。
彼の好みの曲はどれも曲想が激しく、体力を使う曲でもあるので、どうも練習出来ないことに焦っているようです。
結局、今まで持っていた3冊パターンを一旦凍結して、ハノンとヘラーの練習曲に今絞っています。
ヘラーは30番の最後なので、終わったら曲集をやるということにしています。
焦って弾いて来ているのと、音の組みあわせを理解できていないまま無理やり両手で合わせてしまうとおかしな曲になってしまいます。
右手の複雑さに必死になっているために、左手はおざなりになっていた。
で、まず「左手練習」を徹底的にレッスンでは行いました。
問題は、「4分の2拍子」なのに全くそれが意識できていない。
更に、右手になんとなく合わせてしか弾いていないから、音型があまり理解できていないかった。
パターンの違う部分を抜き出して練習してもらい、更に右手も最初の部分を練習してもらって、両手であわせてみたら、明らかに違うんです。
わかって弾けてるときとそうじゃないときってこんなにも違う
H君も意外に感じたんじゃないかと思うのですが、私自身愕然としました。
だからこそ
レッスンまで時間がないから、焦るのも分かるんです。
部分練習は大事です。
焦って強引に合わせるのと、地味に部分練習をするのとでは、部分練習をしてからあわせたほうが弾ける。
なにより部分練習は時間がかかりません。
忙しいときほど、部分的にやったほうがよいようです。