こんにちは。ゆめピアノ教室のいしごうおかです。
初見演奏 というのは、初めて見る楽譜を その場で演奏すること。
これができるとこんなメリットがあります。
読譜が早くなる
例えば小学校高学年になり 合唱のピアノ伴奏者を決めるオーディションに参加するとしたら。
決められた期日内にできるだけ短期間に曲を仕上げなくてはなりません。
ここで初見ができれば、曲想など違うことに時間を使えます。
そのうえ、歌を聴きながらピアノを弾く、といった余裕のある演奏ができることへ
つながります。
曲全体のイメージが作りやすい
初見ができるということ=頭の中に音が鳴る、ということ。
曲全体をイメージしやすく指揮者的な能力が鍛えられます。
その楽譜がすぐに弾けなくても こういう流れだ ということがわかっていると
早い段階で起承転結のある音楽が演奏できるように。
音楽を理解しやすくなる
一音ずつ断片的にフレーズ覚えていくような譜読みの癖がつてしまうと
前の音が次とどういうつながりがあるのか わからなくなってしまいます。
とりあげず、 ドを弾いた、ミを弾いたという感じで
たどたどしい演奏になってしまい、フレーズというひと固まりでなくなってしまうことも。
初見ができればまとまった音楽が感じられるので
音楽そのものの理解を深めることができます。
初見ができると楽しくなる
初見ができると次の音が予測できるようになります。
さらに所見能力が高まり 初見が早くなる、というよい循環が生まれてきます。
少しずつ続けて鍛えていくことで
こういう感覚を得られるようになります。
初見の練習には、テキストもありますが、
やさしめの曲集で、じーっと楽譜を読んでいきなり両手で弾く、ということを
繰り返すといいと思います。