こんにちは。ゆめピアノ教室のいしごうおかです
ピアノの教則本で、いくつか曲を飛ばしたり、順番を入れ替えたりします。
なぜでしょう。
スポーツでも勉強でも、技術や知識をひとつづつ積み重ねていくことが重要ですね。
ピアノも同じです、練習の積み重ねが大切なのは変わりありません。
ただ、🎹の練習は1歩進んだから次の1歩へと進めるものでもありません。
曲には弾きやすいところも つっかえてうまく弾けないところもあります。
一度うまく弾けても、クリアしたことにはなりません。
何度も壁にぶつかり、乗り換えながらテクニックを自分のものにしていくのです。
また、弾きにくい部分をマスターするのは、
次の曲を弾くじゅんびをしていることでもあります。
先生は、生徒さんの次の課題になる曲を考えています。
壁を難なく乗り越えられるようになったら、より難しいものを用意します。
ひとつの技術を習得したら、さらに上の技術を習得する練習に入るのです。
生徒さんの上達具合によって課題が変わってきます。
教則本を飛ばしたりするのはこのためです。
教則本はそれぞれの個性に合わせて作られていません。
生徒さんの状態によって全曲を弾かない場合があって当然なのです。
完全に体得するまでは
こうして積み上げる技術は、どんどん生徒さんの身についていきます。
でも、過去に習った曲を突然弾いてと言われたら、うまく弾けないことも。
理由は二つ。
一つは、完全に技術は習得していた場合。
すぐに思い出せます。
もう一つは、まだ完全に習得していない場合。
レッスン中には弾けた曲でも、時間がたってうまく弾けないこともあるのです。
教則本には何曲か同じような課題を含む曲が組まれています。
いろいろな曲を弾くことで少しずつ課題を体得していきます。
それまでは、弾けない部分をしっかりと練習しなければいけないですね。