こんにちは。ゆめピアノ教室のいしごうおかです
中学の先生と合唱コンクールの曲の話になりました。
私が先日、合唱伴奏弾き合いセミナーに行った話をしたところ、興味深そうに聞いていた先生は
「時の旅人、いい曲なんですけど地味というか、頑張りが演奏に反映されないんですよね」
とのこと。2年生で歌うのが一番難易度的にはいいんじゃないかとのご意見です。
1年生が歌いたがるケースも多々あるようですが、あんまりおすすめしないそうです。
1年生には難しいのかな?と、合唱のアルトパートを歌った私が尋ねると、
「1年生は、声がまだ子どもなのでスケールの大きさが出しづらいんです」
とのこと。
確かに、それは中学の合唱コンクールを聴きに行くと感じます。
スケールが大きめの曲なので、学年合唱向き、という評価です。
こどもたちは先輩の歌を聴いていて歌いたいとか、音源でかっこいいから、と思って選曲する。
当然、伴奏の難しさ(譜面づらのみでなく)や、歌の難しさ(こちらも音がとりづらい、音程差がある、歌詞がはっきりしづらいなど)のことなどわからないと思います。
担任が音楽がわからないので、生徒たちがやりたいといった難しい曲をそのまま認めてしまうとか、
無理をしなければ違う曲のほうがいいけれど、他のクラスへの対抗意識から難易度の高い曲を選ぶ方向へ生徒たちを誘導してしまう、という、
現場の問題もあると言う話も出ました。
今回の記事は歌の課題で、ピアノ伴奏と直接関係あるのか、と思われる方も多いかもしれません。
でも、伴奏が仕上がるか見通しを立てられない生徒の指導、
「自分の歌のパートがよくわかんないから先生教えて」と持ってくる生徒を指導するのは、
実は街のピアノ教師であることが多いのです。
ですので、通常のピアノ指導と合唱の課題はすぐ隣にあるんだ、
ということを保護者様や学校の先生にも気づいていただければと思いました。