こんにちは。ゆめピアノ教室のいしごうおかです。
以前 ピアノ指導のセミナーに 保育系専門学校の音楽の先生がいらっしゃいました。
驚くべき話を伺いました。
「毎年、挫折して学校を去る子たちがいるが、その中には”ピアノが理由”の子も少なからずいます」
やはり、そういう部分はあるのか、と、思いました。意外とは思えなかったのです。
生徒の保護者で、保育士の方からも、
「学生時代弾けないと言っていた子も、それなりに頑張って現場に出ている。
どうにもならない子はやめたかもしれない」
という話を聞いていたからです。
コロナのせいで、ピアノの実技なしで保育士になってしまう方が増えました。
密室でのピアノレッスンや、一人一人対面でやる試験が難しくなったため。
でも、中途半端な技術で現場に出て、ピアノが通用しないことで落胆してやめてしまう人がいたり。
弾けそうな人に負担がかかったりするのはやはりどうなのだろうと思います。
親としては、専門学校2年間で現場で十分通用しますと言われたら信じます。
ピアノ経験者でない親なら尚更です。
でも実は、現場に出る前にピアノが苦手で挫折する学生さんもいる。
そして、そうなってしまう子の多くが、入学するまでピアノを習いもぜず、学校になんとかしてもらおうと考えてきた子たちなんです。
もし、お子様が保育者を目指したら。
一番習得に時間がかかるピアノは、志望校決定する前に習わなければ苦労する。
そういうことを保護者の方々に知っていてほしいと思います。
現実に、ゆめピアノの卒業生で、ある保育系大学で
ピアノがあまりにもつらく、試験に受からず
ついに精神的に病んで、卒業を半年遅らせた子がいます。
非常にまじめで努力家だっただけに
追い詰められてしまったのでしょう。
大学入学の半年前から 家でレッスンしていたのですが、
あと1年始めるのが早ければ、あんなに大変な思いはしなかったろうな。
現在は一番希望していた公立幼稚園に就職できたからこそ、
こんな振り返りもできるのですが。
後に続く人たちに生かしたいなあと思います。