こんにちは。ゆめピアノ教室のいしごうおかです。
ゆめピアノの生徒さんの中には、別の教室に通った経験があり、移動をしてくるという人がときどきいます。
以前はその比率がとても高かったですが、最近は半々か、1対2で新規の方が多いという状況になっています。
レッスン経験がある生徒さんたちについてときどき気になること。
音楽理論的なことについてレッスンでほとんど触れられていない。
例えば、ある記号が楽譜に出てきました。
その記号は、生徒がやっている教本の進度であれば当然、どこかでは説明を受けているものです。
ところが、演奏した生徒はその記号を思いっきり「ないものとして」弾いていたので、気になりました。
本人にその記号を指し示し、
「名前はなんでしょう?」
と尋ねました。
覚えたことがあって、名前などを忘れてしまっているのならば、
「えっえっ?なんだったっけ~?」
とか、
「先生ちょっと待って、ヒント出さないで~~!!思い出してるから~~~!」
という反応が返ってきます
全くそういう反応がなくきょとんとしていたことがありました。
そこで本人に「この記号は見たことがありますか?」と質問をしてみると、見たことがあるかどうかもわからない様子。
でもその記号自体は、以前に仕上げた曲の中にも出てくるのです。
(私がその生徒さんのレッスンを始めて、まだ2ヶ月以内の話です)
その後、他の「覚えてて当然でしょ」という記号も、名前の説明を全くされていなかったことが発覚しました。」
また別の生徒さんで、持っている教本(前の先生が与えたもので、引き続き使っている)の中に載っていることを先生が全然説明してくれていなかったことがわかったこともありました。
同じシリーズを使っている、もっと学年が下の子に説明をしたばかりだったので、驚きました。
2つの事例のうち、前者はよく見かける記号ではあるが、本人が使ってきた教本を聞いたら、確かにその本に説明は載っていませんでした。
(その記号を使っている曲を曲集でやったときも、やはり説明はなかったそうです)
後者の場合は教本に載っていることだったので、なぜ説明していないのか驚きました。
もちろん教わっていないケースばかりではありません。
いわゆる「楽典・音楽理論」の一番基本の部分もしっかりと指導してくださっていたケースもありますし、1年前に習ったのに肝心の生徒さんが忘れてしまっていたというケースもありました。
でもたまに、「指を動かして、音が間違っていなければ合格」という進め方の生徒さんに当たることがあり、驚いたのです。
教本には載っていないけど、ペダルの曲が曲集に出てきたら、ペダルの話をするとか、そういうことはどの先生でもされているのかな、と思ったのですが、たまにそうじゃないケースもあるみたいです。
もっとも、先生は教えたのに、肝心の生徒が、教えられたことを忘れているということもありますけどね。
(うちの生徒さんたちが他の先生にお世話になった時にそういう状態になっていないことを祈ってます)