こんにちは。ゆめピアノ教室のいしごうおかです。
ピアノを習ったら、いつかは弾いてみた~い!!というあこがれ&夢の曲がみなさんにもたくさんあると思います。
その中の1つがベートーヴェンの「エリーゼのために」。
この曲を今やっているのは、大人の生徒さん。
「あこがれ曲候補」の1つだったので、そろそろ弾けそうということで「やってみては?」とお声をかけて取り組んでいただいています。
ところがところが!!
「つなぎ」がうまいこといかなくて悩んでおられました。
中間部の(生徒さんが使っている楽譜では2ページ目)32分音符の連続のところから、もとの「ちゃらららららららら~」に入るところ。
もう1つは16分音符の3連符が駆け下りてきてまた「ちゃららららららら~」に戻って終わる前のところ。
「なんか合わないんですよね~~~」
と、四苦八苦。「練習あんまりできてないのもあるんですけど」とおっしゃるので、弾いていただくと、練習時間をかけられていない、ということとは別の問題が発覚・・・。
なんと、32分音符と、16分音符の長さが同じになってしまい、うまくつながっていなかったのです。
そこで、タイトルのお話です。
「◎◎さん、ここは32分音符、元に戻るときは16分音符ですよね。
32分音符は16分音符の半分の長さ、数は2倍です。そしてここは、4こずつ、次の小節は2個ずつの塊で捉えてみてください」
「あ、そうか~!そういうことなんですね!!・・・これ、算数ですね」
そう、算数なんです。
リズムが苦手な方は、分割ができていないので、まず細かくリズムを分割して足し算していったりするとできます。
生徒さんは、
「なんだか、息子の計算ドリルの宿題を見てる気分になってきました」
と言われてしまいました。
今回のような、算数的な説明は小学校高学年以上の方に限っています。
分数を知らない低年齢のこどもには、何度もリズムうちをしてとりあえず弾けるように。
理屈は、分数がわかってからしています。