こんにちは。ゆめピアノ教室のいしごうおかです。
2月も後半になり、年度末です。
2020年度は本当に大変な年でした。
教室の移動もあり、どうしてもピアノレッスンを続けられなかった生徒さんもいました。
本当に残念で申し訳なく思っています。
生徒の皆さん一人ひとりのことを思い起こしながらこの1年を振り返ってみます。
皆成長できているだろうか? ピアノ技術だけでなく表現力やピアノに対する意欲に変化はあっただろうか?など音楽力全般を考えます。
日々生徒の皆さんを見ているとどの子も(大人も)伸び期というものがあります。
それは弾きたかった曲に手が届いたときであったり、
ご家族様に褒めて頂いたときであったり、
学校で演奏の機会があり自信をつけることができたときであったり,
コンクール参加によって得られた達成感がきっかけとなったりと様々です。
みんながみんな習い事がピアノだけではありません。
ピアノにエネルギーを注いでくれている子もいればお習字やダンス,部活それから塾に通っている子も多いです。
サッカーをがんばっている男の子も女の子もいます。
そんな中で進むペースに差こそあれ,今年はそれぞれの良い変化を目にすることができた年でもありました。
3年前、5年前と比べて大曲を弾ける力がついた子もいれば、
レッスン室に入ってからピアノに向かうまでが,なんとなくだらだらとして嫌だなあ、
そんなに面白いわけでもないし,という気持ちが表れていた子がレッスン時間に1分も遅れることなく来て,さっと楽譜を広げピアノの椅子に座る,
レッスン中も集中力が持続している、そんな姿を目にすることができました。
それはコンクールで1等賞を取ってくれることと全く変わらないか,
それ以上に私には嬉しいことです。
ピアノというお稽古は目に見える形となるまで時間が必要な習い事です。
けれど上手くなるための階段を上る過程で集中力や忍耐力、絵本や本を読むときのような楽しさや,感じる心を育てることができる習い事でもあると思います。
今年の末には、自分のピアノは自分で調律できます。
皆がもっとピアノと仲良しになってくれるように願いながら今日もレッスンしたいと思います。