こんにちは。ゆめピアノ教室のいしごうおかです。
中学2年の生徒さん。
部活のクリスマス会で、各自特技を発表する、ということをしたそうです
その時、
「私、ピアノやってるからピアノの曲を弾いたんだけど、全然うまく弾けなかった。失敗した」
と言っているので、更に状況を尋ねてみました。
当日会場にあったのは「キーボード」。生徒さんは、発表会でも弾いたギロックの「雨の日のふんすい」を弾きましたが、キーボードにまずペダルがついていない
「雨の日のふんすい」は、ペダルの効果が大きな曲でもあるので、まずそれで弾きづらかったこと、鍵盤も軽いのでやりにくくて失敗しちゃったと言っていました。
私はまず、彼女が人前で何か特技を披露すると考えたときに「ピアノを」と考えて実際に行動に移した、その勇気が素晴らしいなって思いました。
何も思いつかない子も多い中、「ピアノを続けてきたこと」がある種の強みになる。これは、継続してくることの大きなメリットです。
そして、たとえ失敗したとしても、緊張したからではなく、楽器の違いに対応する必要があった(選曲含めて)ことを彼女が学べたことも大きな経験として残るのではないかと考えています。
「ペダルがないなら、バロックとか、音が切れてもいい曲をやるといいね」というと、
そこまで考えていなかったと生徒さんは頭をかいていました。でも、その失敗も経験だものね。