こんにちは。ゆめピアノ教室のいしごうおかです。
基礎的な、とっても大事なことですが、「ハ」つまり「ド」の場所、というものがわからない、探せない・・・
というのは、習い始め、初心者の方にはよくあることです。
どうやって覚えたらいいか、わからないという質問を受けたこともあります。
子どもでも大人でも、同じですが、まず白鍵と黒鍵の並び方を見ます。
黒鍵が2本のかたまり、3本のかたまりが交互になっている、と気づくこと。
この考え方は、例えば丸子あかね先生の「ちいさな おんがくかい」とか、樹原涼子先生の「プレピアノランド」などに載っています。
最初に「プレピアノランド」でこの考え方を知ったときは、目からウロコでした。
そして、チョキの手を2本の黒鍵におき、1の指(親指)を自然に白鍵に下ろすと、「ド」。
ほぼ初心者の大人の生徒さんに、この説明をし、実際にこの方法を使ってドの音を探してもらいました。
生徒さん、体験のときのお話だと半年位カルチャーセンターでレッスンを受けたことがあるそうですが、全く音の探し方についてはあまり詳しい話がなく、なんとなく弾いていたそうなのです。
子ども向けの教材に出てくる説明や指導と同じことを大人の生徒さんにやっていただくことも、理解につながることがあります。
ピアノを習ったことがない方は、ずっとピアノを弾いている人が「そんなの、あたりまえじゃん」と思っていることについて「なぜだろうか」「これはなに?」という疑問を抱いているんです。
新鮮!!です。
きっと私が、全くやったことがないことをやるときは、わからないこと、不思議なことが多いのではないだろうか
生徒さんを見ていると感じます。
今まで縁がなかったこと、全く周りでやっている人がいなかったことを始めるときって、わからないことが多い。
ときには自分が何がわからないのかということすらわからないことで不安になったり、自信がなくなったり、するのだろうと思います。
「こんな質問をしたら、笑われるかしら」
「こんなこと聞いて・・・馬鹿にされやしないだろうか」
そんな不安を抱えています。でも、本当に知らないんだから、質問してもいい。むしろ、「そうか、そういうことがわからないのね」ということを、先生の方も知ることが、気づくことができる。
先生は、初心者だったときのことを、忘れてはいけない。
なんせ子どもの頃の話なので記憶が薄れていることもある。
初心者の方の質問は、びっくりするし、面白いし、質問していただいたことでその後の理解がぐっと深まることもあるんです。