こんにちは。ゆめピアノ教室のいしごうおかです。
いきなり楽器の音を聞いても音名(ドレミ…)は浮かばないけれど、
ある音を基準音として与えられれば音名が浮かぶ場合に「相対音感がある」と言われます。
元々相対音感は人に備わっています。
相対音感は鍛えられるか??
相対音感は音感トレーニングを重ねれば年齢を問わずに強化できます。
絶対音感がないと優秀な音楽家になれないというわけではありません。
音楽高校や音楽大学の入試では聴音は出題されますが、
ほとんどの学校で問題のはじめにハ長調やト長調などの調の種類とその主和音(ハ長調ならドミソ)が与えられるので、絶対音感がなくても優れた相対音感があれば問題ありません。

どのようにしたら相対音感は身に付くのか??
相対音感を身に付けたい場合でも、絶対音感を付ける音感トレーニングと基本的には同じです。
ただし、基準となる音を最初に聞かなければ正確な音を判断できないので、必ず基準音を鳴らしてもらってから聴音などを始めます。
また楽譜を見ながら歌うことも相対音感を身に付ける効果があります。
その際にも音をときどき楽器などで確認しながら進めましょう。
音感というのは、音楽をするうえで便利な道具。
でも、音感を付けるのが、楽器を習う目的になったらつまらないと思います。
いい包丁や素敵なお鍋は、料理の道具で
それを手に入れるために料理をするわけではないですよね。