こんにちは。ゆめピアノ教室のいしごうおかです。
練習をよくしてくる生徒さんはどんな子でしょう?
練習量が比較的多い生徒さんの年齢は、さまざまです。
ピアノ歴も。
「練習したいけどまとまった時間が取れない、
でもできるだけやろうと思ってやっている」生徒さんも含めます。
この人たちの大きな特徴は。
「練習をただ苦痛なものという捉え方はしていない」
もちろん、新しく出てきた課題で、まだ理解の途中で
「せんせ~、むずかしかった~、ひけなかった」
「途中までしかできませんでした」
と申告してくることはあります。
課題が大変でも、譜読みの段階でうまくいかなくてキレても、やっぱり練習はちゃんとしてきます。
では、なぜ彼ら彼女たちは
「練習というものを、ただ苦痛なだけだとは捉えていない」のでしょうか。
成功体験を積む
その理由は、
「方法を自分で見つけ出せて、うまくいった経験がある」
「苦労しても、とてもいい仕上がりになった、そして先生にたくさん褒めてもらってうれしかった」
その結果、
「練習は苦労だけど、やればやっただけのことはあると知っている」
ただ苦痛なだけなのではなく、この苦痛を超えたらできる、と確信できるのではないかという気がするのです。
小さな成功体験、ということでしょうか。
おうちの方の役割
練習の声かけで、「練習しなければダメ」という言い方をされていませんでしょうか?
「片手づつがよく弾けるようになってきたから、両手もやっちゃおうか」
「来週までにばっちりできるようにして、先生をびっくりさせてみない?」
そんなふうに、プラスの声かけをしていただければありがたいです。
練習の課題の出し方の工夫
家庭で練習に取り組みやすい方法のアドバイス
これは先生の仕事です。
でも、次のレッスンまでの1週間、ご家庭で課題に取り組む際の環境づくりをしていただく
とか、
声をかける、目標設定が無理じゃないか、継続できているかをチェックすること
はご家族の方にお手伝いいただく必要があります。
生徒さん自身、おうちの方、先生 の3者が、
共通の意識を持っていると、ピアノの上達もスムーズです。