こんにちは。ゆめピアノ教室のいしごうおかです。
人前での本番前 もう一度見直すために現在は暗譜ではなく、「楽譜を見て演奏」してもらっています。
ある日のとうやくん(小1)
最後の最後で、つっかえて止まってしまいました。
動揺した様子というよりは、「あれ、あれ、こうだったかな」と何度も音を弾き直し、挙げ句の果てに出てこない
本人が意識があるなしにかかわらずかなり余裕がない状態であるということで…。
結局最後の音まで行かず、止めたまま音を出さずに見直しをしてもらうことになってしまいました。
最後まで弾かずに止めたあと、なぜ先生が演奏を止めたのか原因を考えてもらいました。すると。
ミスの原因は、「左手和音を正確に認識していなかった」ところにありました。
ここは前にも本人にお話した箇所です。その時はまだ「覚えきれていなかった」ため、とにかく「覚えなさい」という指示を出しました。
今回は、「一旦覚えたはずの音が、すっぽり抜けてしまった」という課題が出ました。そこで、この週の課題は「左手をしっかり覚えなおすこと」になりました。
ところで、私、よく生徒のみなさんにレッスンで言うんですけれども。
「課題が出ることそのものは、悪いことではない」
と思うのです。
課題が出ていても、課題に取り組まずに後回しにしてしまったり、課題が出ていることに気づいていないことのほうが問題なのですね。
ちいさなピアニストたちにも、自分の課題に、前向きに取り組んでもらっています