こんにちは。ゆめピアノ教室のいしごうおかです。
趣味のピアノの雑誌にお悩みが載っていました。
40代の女性
・練習がつまらない
・曲が弾けるようにならない
・細かいことを言われる
「バイエル」という教則本を大人の初心者に使うことについてどうか、という問題はあることはあります。
バイエルは4~5歳の子には合わないと私は感じていますし、大人の入会者の方については、「バイエルを使ってください」という申し出がない限り、こちらからバイエルを提示することはありません。
「練習がつまらない」というのは、大人の方ではない、「練習嫌いちゃん」の言い分と似ているなぁ、と感じます。
「この練習はどの曲のどこへつながるのか?」「これやって意味あんの?」みたいなことを言って来る子(練習しない子ちゃんの中でも、割と頭の回転が速く、口達者な子)に対しては、理由も含めて伝えてあげなければなりませんね。
練習の内容は別に悪くもないんだけど、今やっている練習の必要性を感じていないのでしょうね。
もし曲を弾きたいなら、そういうレッスンをしてほしい、って先生に伝えたほうがいいのかも。(でも伝えてもこの人はなんとなく弾ける曲があんまりなくて、ご本人のお好みじゃないんだろうな、っていう気もする)
「細かいことを言われる」ことについては、最初からきちんとされる先生、性格的なものもあるし、悪くはないです。
ただ問題なのは、この方はそういうことを言われるのを望んでいないみたいです。
40代の方、ということで、お若い方ではないので、老後の心配とか、健康に不安が出てきてるっていうのもあるかもしれません。
やりたかったピアノを始めたけど、いつまで続けられるのかしらとか、本当に弾けるようになるのかなとか、そういう不安を、先生が汲み取れていない部分も感じますね。
ピアノって、見た目優雅でステキで、出来るといいなぁと思う人も多くて、音を出すだけで大変な管楽器とかと違って簡単に弾けそうだから
いざ、習ってみたらそうじゃないと分かると心折れそうになっちゃう人も多いんでしょう。
楽しさと、鍛錬の両立…結局ピアノの難しさってそこなのかもしれないです。