ピアノの壁ってなんだろう

こんにちは。ゆめピアノ教室のいしごうおかです。

 

ピアノを習い始めてから、乗り越えなければならない「壁」がたちふさがる、ということがあります。
壁と表現しましたが、技術的に習得するのに時間がかかり、進歩が感じられない、という時期。

壁は一枚だけではなく、何枚もあります。

この「壁」の時期は人により異なるのですが、今はっきり「壁だな」と感じている生徒さんは小3から始めた生徒さん。

ご両親がお仕事をされているため送迎の不安がない小学生まで待っていらしたこと、また、なかなか近隣に教室が見当たらない、ということもあったようです。

彼女の「壁」は両手の動きが複雑になってきたこと。
それまで、ほぼ1週で仕上がっていた課題が、2週、ときには3週になってきました。

私も、音だけ並べられたらOKを出すわけではないし、なにより本人が弾ければOKと思っていない。

今は、壁が一体何でできているのかわからないので、体当たりしたり、削ってみようとしたり試行錯誤中、という状態。
彼女は2年目なので「2年目の壁」もあるんですね。


思えば私も、いくつもの「壁」を乗り越えてきました。
技術的な意味での壁もあったし、自分がどうピアノと向かい合うかとか、人生の中でどういう位置づけに置くかということに悩んでの「壁」もありました。

ピアノを続ける人たちが皆、時期や内容は異なっても様々な壁にぶち当たり、ある人はその壁を壊すことができず、あるいは壊さずに去っていく。

壁の前で何年も足踏みすることもあるし、あっさり壁が崩れて新しい世界が見えることもある。

先生としては見ていて辛いときも正直ありますが、代わりに壁を壊してあげることはできません。

お母様方もそうです。

先回りして待っているのは子どもにとってはいいことではないのでは、と思います。