案外知らない、ト音記号・ヘ音記号の意味

こんにちは。ゆめピアノ教室のいしごうおかです。

 レッスンでは、ピアノを弾く以外に「譜読みトライアル」のようなソルフェージュ課題、音符よみや理論問題などのドリルも行っています。

 小学生の生徒さんが使っているドリルで、ト音記号・ヘ音記号の問題が出てきました。そこで
「ト音記号は、大体このピアノの真ん中のドのけんばんから右側の音を書くときに、使います。

 ヘ音記号は、大体真ん中から左のけんばんの音を書くときに使うよ。

 いつも右手がト音記号とは限らないよ」

とお話すると、お母様が「へええっ?」というお顔をされました。

  • ピアノ 大譜表
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  • 「A子ちゃん、発表会を見に来てくれた時に”れんだん”も見たでしょ?
    左側に座っているお友達の楽譜は、大譜表(夏休み前に、ちょうど大譜表のお話をしています)の上も、下も、ヘ音記号で書いてあることもあるんだよ」

    と、更に説明すると、お母様が

    「そうなんですね!!」

    どうやら、お母様は「ト音記号は右手の音、ヘ音記号は左手の音」と思っていらっしゃったらしいです。
     そういうときもありますが、そうでないときもあります。

    ト音記号は、またの名を「高音部記号」

    ヘ音記号は、またの名を「低音部記号」

 

と、言います。こちらの漢字を見たほうが、大人の方は理解しやすいのかもしれませんね。