こんにちは。葛飾区ゆめピアノ教室のいしごうおかです。
湯山昭さんの曲は、中田喜直さんと並んで、日本の風土や伝統、日本人の感性をとても大切にしていると思います。
子供向きの曲集として「こどもの国」「こどものせかい」があります。
これらは共にオクターブが全くなく、子供達に安心して与えられます。
日本の子供達のために、音楽的で実用的な曲を作りたい、という作曲者の意思が感じられます。
『ゆきのふるひのオルゴール』は「こどものせかい」に入っています。再現部が1オクターブ高くなっていて、オルゴールのような雰囲気を出しています。綺麗な旋律に、少しずつ変化するコードを付けて、とてもおしゃれな曲になっています。
『お琴のひびき』もとても映えます!他にも最後の6、7曲はどれも使えます。
「こどもの国」の中で、『いいことがありそう』は発表会向きで名曲だと思います。『
『水たまりにうつった世界』は、テレビのピアノレッスン番組に取り上げられていたと記憶しています。当時は邦人作曲家のピアノ曲が珍しい時代でした。
忘れてはいけないのが「お菓子の世界」。
その中でも『バウムクーヘン』は特に素晴らしいです。「こどもの・・・」シリーズよりも一段と個性的な曲が多く、発表会で子供達に全曲弾かせてみるのも面白いかもしれません。
「日曜日のソナチネ」は変化記号も多く、曲の感じも大人っぽくなっています。
私は『月曜日のソナチネ』『木曜日のソナチネ』『日曜日のソナチネ』が好きです。
もちろん大人のレパートリーとして活かせる曲だと思います。