こんにちは。葛飾区ゆめピアノ教室のいしごうおかです。
「先生、学校でこんな宿題が出たよ。」とゆりちゃん(小3)がA3くらいの紙見せてくれました。
「テーマは何でもいいから初めての人にわかりやすく説明するの。」
つまり『説明書を作ろう』という宿題だということです。
ゆりちゃんは「ピアノの弾き方」という説明書を作っているのだそうです。
ゆりちゃんは私に終わりの挨拶をすると、さっそくテーブルの前でその宿題の続きに取り掛かっていました。
お母さんが
「初めに『ド』を教えるとか、『ドレミファソ』を何回も弾かせるとか、色々工夫してるみたいですよ。」
とおっしゃいました。
聞けばめぐちゃんもピアノに関する説明書を作っているとのこと。
私はピアノを教えていて、こんなプラスアルファができることがとても嬉しいです。
例えばはるき君が学校で習ったクリスマスの歌をピアノで弾いてくれたり、
Rちゃんが今度伴奏する曲を見てほしいと言ってくれたり、
SパパさんがSちゃんの為にパソコンから楽譜をダウンロードしたり、
Aちゃんが教室のキーボードでテレビの曲をかっこよく弾きたいと宣言したり・・・
ピアノの練習というと、毎日の積み重ねや苦手部分の特訓というように、どこか音楽そのものの楽しみから切り離されたような感じもあります。
そこを本来の楽しい音楽にどのように繋げていくか、ということもピアノ教師の務めではないかと最近感じています。
それには私が生徒達にとって、話しやすい存在にならないといけません。
私が子供の頃に習っていたピアノの先生達はどこか遠い存在で、
音楽一般はおろかピアノの楽譜以外のことは聞けない雰囲気でした。
というか、楽譜のことすら質問しませんでした。
今から思えばこちらの勝手な思い込みだったと思いますが、そう見えないように心を開いていきたいと思います。