スタッカートの弾き方 親子で似ている理由 亀有近くのピアノ教室から

こんにちは。葛飾区白鳥ゆめピアノ教室のいしごうおかです。

美和さん(大人)のレッスン。
曲は、ベートーヴェンのソナタ「悲愴」第3楽章です。
ベートーヴェン出典 ウィキペディア
悲愴という題名の通り、悲壮感いっぱいの曲。
テンポが速く、スタッカートの連続です。

出だしの、ソ、ド、レ、からスタッカート。
ちょっとせかされているような、追われている感じもします。

きれいにひけているのですが、ちょっと流れている感じがして
悲壮感がありません。

 

スタッカートを少し鋭く弾いてもらうこと、
テンポが揺れないように、メトロノームをかけることをお願いしました。

メロディーを歌って、テンポが揺れると
ベートーヴェンらしさが出ません。

この曲の、厳しい感じも、テンポがきっちりしていてこそです。

 

 

りのちゃんのレッスン。

美和さんと りのちゃんは親子です。
プリンク・プランク・プランクの連弾です。

この曲もスタッカートが続いていますが、
ところどころ、すたっかとなしにちょっと
前のめりになるところがあります。

りのちゃんはこれに注意して、
跳ねないように、しっかり押さえているのです。

が、
押さえ過ぎで長すぎて、そこだけがレガートに聞こえます。

あまり意識せず、跳ねないだけでいいのです。

 

どちらかというと柔らかい感じのスタッカートで、
音の好みや、弾き方がお母さんに似ているなと思いました。

家で同じ楽器で練習しているのも
関係あるかもしれません。

りのちゃんはこの曲が大好き。
よく練習したので、ほぼ弾けています。

いったんお休みして、
発表会のまえに、アンサンブルをもう少し練習しようと思います。

 

たいちくんのレッスン。

メヌエットが、強弱がしっかりついて
よく弾けています。

連絡帳にお母さんから
「強弱を忘れる、と泣いていました」
と書いてありました。

ちゃんとできていましたよ。